今日は、沖縄のイエシロアリがどのように侵入するのか、図でご説明したいと思います。
シロアリの群飛時期(沖縄のイエシロアリは梅雨の時期)に飛び立った有翅虫(羽アリ)は、地面に落ちるとすぐに、オスとメスがつがいとなり、さっそく巣を作り始めます。
水が豊富にあり、餌となる切り株などがある場所などは、コロニーを造るのに絶好の場所のようです。
しばらくして職蟻も増え、コロニーが大きくなり初めてくると、いよいよシロアリ達は餌探しをはじめるのです。図の赤い部分は、蟻道と言って、シロアリが家屋に侵入する為につくる道(トンネル状態)です。
以下、図とあわせて御覧くださいませ。
- 土間コンクリートと、布基礎部分の亀裂から侵入。
- 配電用のパイプ等から侵入。
- ブロックの内部孔から侵入。
- 羽蟻の群飛時期に家屋に侵入。そして水気の多い場所に巣を作る。
沖縄の家屋の場合、ほとんどがブロック造りやRC造りとなっており、さらに土間もコンクリートで打ち固めているため、「シロアリなんか入るわけなど無い…」と思われがちですが、そうではありません。
年数が経って土間と布基礎等の間に、わずかな亀裂が生じてくると、そこから侵入してくるケースも少なくはありません。(いや、殆どがこのようなケースと言って過言ではないです)
とくに沖縄に棲息するイエシロアリは、水を運ぶ能力に優れていますので、一度家の中に侵入すると、二階や三階にまで水を運び、そこに分巣を造りながら食害を広げて行くのです。
詳しくは、当社サイトの「シロアリの生態と駆除法」をご覧下さい。